志賀高原の最高のトレッキングスポット[大沼池]
前山(ほたる温泉)から安直にリフトで昇ると、そこはもう、遠く北アルプス、目の前には笠ヶ岳、眼下に熊ノ湯やほたる温泉を見ることが出来る絶景ポイント。前山湿原を抜けすぐ、背景に横手山の渋池が現れる。この時期ワタスゲとモウセンゴケが池に映えとても奇麗だ。
本日の目的地の裏志賀山を目指し、暫くは陰樹と陽樹が太陽光を求めて空に広がり鬱蒼とした原生林を往く。そんな幻想的な樹林帯が45分程続き、突然眼前が広がり四十八池という湿地帯に到着する。春から夏にかけ、様々な花で楽しませてくれるとても開放感に満ちた癒し空間だ。整備された湿地帯の木道を渡り終わると、鳥居が一つ。くぐって右手が下って大沼池、左が登って裏志賀山だ。さあ左にここからが、難所の登りだ!訪れるのは3年ぶり。明らかに体力の衰えを感じながら、息を切らせ登る。標高2,040m。とは言え健脚な中高年なら難なく登れると思う。私は決して健脚自慢ではありません。楽しみにしていたカガミイワの花は見る事ができないが、ゴゼンタチバナの花が登山道を飾ってくれる。登り始めて30分。この大沼池を撮影したくて登ってきたのです。
7月10日 戸谷和実